邦文試験について、もう少し詳しく見ていきましょう。

邦文試験は、「日本地理」・「日本歴史」・「一般常識」の3つで構成されていますが、出題内容やレベルについては違いがあります。

「日本地理」は基本的に高校入試の日本地理の知識がベースとなっており、ガイドをするための試験であることから、観光地が出題の中心となります。

つまり、「中学レベルの日本地理の常識」+「観光地マップ」が出題範囲と考えればいいわけです。

そこで、やるべき対策はというと、高校受験の地理のまとめと問題がセットになったものを1冊仕上げることと、一問一答を完璧に答えられるようにしておくことが1つ。

2つ目の対策として、日本の観光地についてブロックごとにまとめて、位置と特徴を押さえていくことが大切になります。

この観光地のまとめをするときに役に立つのが、白地図と帝国書院から発売されている『旅に出たくなる地図 日本』です。

白地図を使って、余白に地名と特色をメモしていきます。このとき『旅に出たくなる地図 日本』を見ながらまとめるとよいでしょう。

ただし、いきなりまとめて行ってはいけません。法学書院から出版されている『通訳ガイド地理・歴史・一般常識 過去問解説』を手に入れて、まずは自力で問題を解いてみて、間違えたところや勘で当てたところをまとめるとよいでしょう。

通訳案内士の地理問題では、国定公園と世界遺産がやたらと問われます。

世界遺産については、結構有名なところが多いのでそれほど大変ではないと思われますが、国定公園はよほど地理に詳しい人か、自然観光が好きな人でないと分からないという方が多いのではないでしょうか?

こういったところが失点や不合格のポイントになりますので、しっかりまとめておきましょう。

ちなみに、地理が苦手という方は、たいてい日本の都道府県の位置関係が分かっていないという方が多いように思います。

一番お勧めしたい覚え方は、まずはブロックを覚えることです。

北海道・東北・関東・北陸・中部・東海・近畿・中国・四国・九州・沖縄とわけて、これをまずおさえます。

次に、それぞれのブロックに含まれる県の簡単な位置関係を覚えます。

このとき使えるのが、新聞社やテレビ局の選挙の結果をまとめたサイトです。ブロック分けや簡単な位置を押さえるのに参考にしてください。

北海道は一つととらえず、道央・道南・道東・道北と分け、それぞれの地域の有名都市を押さえます。

沖縄も周辺の離島の位置を押さえたり、本島の有名な地名を押さえておきましょう。

こうして、頭の中で大まかな地理がおさえられたら、中学レベルの地理知識を地域別に押さえて行きましょう。

白地図には、蛍光ペンや色ペンで色分けをしながら、山・川・平野・盆地・湾・岬・半島などを位置と名前を書いていきます。

例えば、山は「茶色の蛍光ペン」、川は「青色の蛍光ペン」、平野と盆地は「緑色の蛍光ペン」で位置を塗りつぶし、その上に赤色のペンで「○○山脈」とか「○○川」などと書いていきます。

試験で問われる観光スポットは「赤色の蛍光ペン」で位置を塗り、黒のペンで余白に線を伸ばして、赤色のペンで地名と特徴のキーワードを書いておきます。キーワード以外の記述は黒で書いておきましょう。

こうしてまとめたものをブロックごとに赤シートで隠して、マメにテストをしていくと、試験問題はたいてい簡単に攻略できます。

1回勉強して白地図を埋めていったら、その日の終わりに必ず赤シートチェックをするようにしましょう。

こうすることで、前に学んだことは何度も復習をし、今日学んだことは1回復習することができるので、忘れることなく新しい知識を頭に入れて行くことができます。

では次に一般常識の攻略法についてみて行きましょう。

「一般常識の攻略法」はこちら