2020年の夏季オリンピックが東京で開かれるまで残りわずか!

2013年には、安倍総理・猪瀬前都知事・竹田JOC会長をはじめとする方々が英語でプレゼンテーションを行い、フランス語のプレゼンテーションでは滝川クリステルさんが、日本のホスピタリティー精神の高さを「お・も・て・な・し」という日本語を紹介することで説明を行い、2013年の流行語大賞になりました。

日本はそれまでに何としても海外からの観光客を増やしつつ、外国人観光客にやさしい都市づくりと環境整備を整えたいとしています。
その一環として、官公庁ではさらに通訳案内士の数を増やそう計画しています。
そこで今回、TOEICテスト840点以上・TOEICスピーキングテスト150点以上・TOEICライティングテスト160点以上をとっている人には、英語の筆記試験が免除になることになりました。
これまでは英検1級合格者だけでしたので、チャンスがより広がりますね。

 

通訳案内士という資格は、日本で唯一の外国語の国家資格です。

 

この通訳案内士の資格を持つ人だけが、外国人に外国で日本を案内して、報酬を受け取ることができます。
逆に言うと、通訳案内士の無資格者が報酬をもらって、ガイドをすると50万円以下の罰金を取られます。

言語は、英語・フランス語・スペイン語・ドイツ語・中国語・イタリア語・ポルトガル語・ロシア語・韓国語・タイ語で実施されていますが、ここでは英語に限ってご紹介いたします。

 

通訳案内士試験ってどんな内容なの?

 

通訳案内士の試験は一次と二次に分かれています。

一次試験は筆記試験で、外国語・邦文試験(日本地理・日本歴史・産業、経済、政治及び文化に関する一般常識)で構成されています。

このうち、今回の「TOEICテスト840点以上・TOEICスピーキングテスト150点以上・TOEICライティングテスト160点以上をとっている人には、英語の筆記試験が免除」というのが適応されるのは、外国語試験の部分です。
したがって、免除を申請しても邦文試験は受験しなければなりません。

(試験は1日で行われ、午前中に外国語試験、午後から日本地理40分・日本歴史40分・一般常識40分とそれぞれ時間割に従って受験します。

外国語の免除を適用された受験者は試験会場に午後から出向いて、邦文試験を受験しないといけません。)

英語の筆記試験では、大学入試でおなじみの長文空所補充問題や整序英作文問題、内容一致問題をはじめ、和文英訳(英作文)や英文和訳問題などとともに、「お年玉」、「風呂敷」といった日本独特の風習やグッツを英語で説明する記述問題もあります。

こういった表現力も必要になる試験であるのを考えれば、TOEICで免除をもらうというのはかなりハードルを下げてもらっていると言っていいでしょう。

邦文試験にも、免除規定があります。

  • 総合または国内旅行業務取扱管理者試験の合格者: 日本地理
  • 地理能力検定の日本地理1級または2級の合格者: 日本地理
  • 歴史能力検定の日本史1級または日本史2級の合格者: 日本歴史
  • 大学入試センター試験の日本史Bについて60点以上の得点が取れた人: 日本歴史
  • 大学入試センター試験の現代社会について80点以上の得点が取れた人: 一般常識


日本歴史は結構難しいですから、歴史検定の合格やセンター日本史で60点を取るという条件を狙うほうが楽かもしれません。

このような免除をうまく利用して、筆記は早く合格を手に入れておいた方が良いでしょう。

この筆記試験は、8月下旬から9月上旬に札幌市、仙台市、東京都、名古屋市、京都市、広島市、福岡市、那覇市で行われます。

1次合格発表が11月中旬にあって、合格者は2次の口述試験を受験します。
口述試験は11月下旬~12月上旬にかけて、東京都、京都市、福岡市で行われます。

つまり、これを見てわかるとおり、上記以外の都市に住む通訳案内士試験の受験者は、わざわざ最寄りの試験会場まで遠出しなければなりません。

また、通訳案内士試験は1年かけて選考があって、合格発表となりますから、通訳案内士となるまでに、とても時間がかかるからです。

ですから、福岡市とその近隣にお住まいの方は、交通費などをあまりかけずに受験でき、しかもオリンピック時の通訳ガイド要員として働くチャンスが生まれるかもしれませんから、 TOEICだけでなく邦文試験の免除が使える人は、ぜひ利用して受験したほうがいいでしょう。