TOEICを受験し終わって、友達とTOEICの試験内容について話し合っていて、内容がかみ合わない時がありませんか?

そういう場合、受験日時が一緒でも、ご自分とお友達の受験会場が違っていると思います。

これはTOEICが同日に二つの異なる種類の問題を準備しているからです。

この二つをTOEICマニアの間では、「メジャー」「マイナー」と呼んでいます。

異なる種類の問題といっても、違っているのは6割ぐらいで、4割は同じ内容が含まれています。

「メジャー」「マイナー」という言葉からわかるとおり、「メジャー」のほうが「マイナー」よりも受験者数が多くなるようになっています。ただし、多いといっても若干多いというほどで、大きな差はありません。

また、「メジャー」の問題と「マイナー」の問題で難易度が異なるのではないか?といったご心配もあると思われますが、それほど大きな違いはありませんし、結果は平準化されますので、仮に一方の得点率が低くても、スコアは調整されるので影響はさほど変わらないと思います。

では、自分が受けているTOEICの試験が「メジャー」なのか「マイナー」なのかを判断することはできるのでしょうか?

TOEICを受験すると、解答用紙A面に、お名前などを書かされますよね。この解答用紙A面の色が、ピンクだったら「メジャー」で、薄緑色だと「マイナー」となります。

よくブログなどで「今日受験したTOEICの問題はマイナーでした」とか書いておられる方もおられますが、その判断はこの解答用紙の色で判断しています。

そして、問題冊子の右上にコード番号がふっていると思いますが、その番号が「メジャー」と「マイナー」で違います。ただしこのコードで読み取るのは難しいと思います。

不思議なのは、「TOEICはどうして1つの問題で統一させないのか?」という理由です。

カンニングを防ぐためならば、受験生の前後左右の問題が異なるように配置するとか、そういうことをするでしょうが、1つのTOEIC受験会場全体の問題が同じ問題ですから、そういう目的ではなさそうです。

この辺りはまったく分からないというのが答えになるのですが、私なりに類推するに、限られた単語や熟語とかなり標準化した英語表現、そして、リスニングやリーディング問題で想定される状況が限定されている中で、毎年10回も受験をさせていると、TOEICにとってみればネタ切れになることもあり得ます。

その一方で、TOEICはできるだけ一回出した問題をもう一度出したくありませんから、ある程度の新しいパターンを試す機会を増やしておきたいということではないでしょうか?

つまり、TOEICの問題のレベルを一定にしたい(TOEICスコアが毎回ブレてしまうため)けれども、そうなるとネタ切れになる。だから、新作問題を試してみてその反応を見る機会が欲しい。試した問題は結果に合わせて微調整して、またどこかの機会で出題する、といったことを行っているのだと思います。

一方、TOEICは実は韓国でも行われており、しかも日本よりTOEIC熱が高い地域でもあります。
よくあるのが、日本でTOEICが実施される同日に、韓国でもTOEICの試験が行われているということがあります。

そして、韓国で使われる問題は、その日に日本で行われているTOEICのマイナー問題が使われるといううわさがあります。
つまり、日本のTOEIC試験で使われるメジャーの問題は、日本のオリジナルだったり、日韓でこれまで行われたTOEIC試験のリサイクル問題やアレンジ問題であり、マイナーの問題は、韓国のTOEIC試験で使われた、あるいは使われている問題ということになります。

いずれにせよ、スコアに関して言えば、マイナーとメジャーで変わらないようになっているので、「そういうこともあるんだな」というぐらいにとらえておいていただきたいと思います。そして、お友達と試験について話すときは、マイナーとメジャーのどちらを受けたのかを確認するようにしないと、話がかみ合わなくなるということを知っておいてくださいね。