TOEICのPART1は写真描写問題です。

問題用紙に写真がプリントされています。その写真の状態について描写した英文が4つ流されます。度のリスニング問題でもそうですが、TOEICでは放送は1度だけです。
なお、選択肢は印刷されていないため、ここでしっかり聞きとらないといけません。
4つの英文のうち、写真を最も的確に描写しているものを選び解答用紙にマークします。

設問数は10問です。

さて、このパートは常々簡単な稼ぎどころだと思われていました(と思われます)。
しかし、最近は最も点が取りにくいところになったといっても過言ではありません。その理由は、TOEICのリスニングの中で最も難しい単語や表現が出題されるからです。

最近のTOEIC受験者の間でも、PART1の準備をしっかりしていたつもりだったのに、PART1が異様に難しく感じたと言う人が多くなっています。

したがって、あまり甘く見ていると失点しかねませんから、準備は十分に行っておいたほうがいいですね。
とはいっても、出題される表現がある程度絞りやすいところでもあります。

新たに出題された表現が聞き取れなかったり、意味がすぐに思い浮かばないというのは仕方がありませんが、TOEICの公式問題集などで出てきた表現は必ずすべておさえるようにしましょう。
そのうえで、表現力UPがすべてのカギとなってきますから、できる限りPART1に出てきそうな表現をおさえつつ、その一方で、解けない問題が1問あってもくじけないという姿勢も必要になります。

表現を押さえたら、今度はしっかりと聞きとれるように準備しましょう。
上級者は別として、単語さえ分かれば聞きとれるというほど簡単ではありません。
特に、PART1はPART2と同様、放送される文が短いですから、ちょっとでも聞き逃すと全体を見失ってしまいがちです。
そうなると、1つの問題で失点を生むだけでなく、動揺してしまって、その後の問題数問まで自信を持って解答できないということになりかねません。

そこで、1語1語を丁寧に聞きとれているかどうかをチェックし、またその力を高めるためにディクテーションを行いましょう。ディクテーションとは、放送された音声を1語1語、きちんと文字に起こしていく作業です。

PART1で放送される音声は、1文が短いので、それほど負担にならないと思います。
ただし、知らない表現は書きとれないので、先ほど述べたようにあらかじめ公式問題集に載っている表現を押さえてから行うようにしましょう。公式問題集の解説冊子にスクリプトが載っているので、それをみて、すぐに意味が分からなかったものはしっかり覚えておきます。

「スクリプトを最初から見ているのであれば、書きとりは簡単だろう!」と思われるかもしれません。しかし、実際やってみるとわかるのですが、そう簡単ではありません。

また、意外と簡単な表現が書きとれなかったり、書きとれたとしても、「どういうシチュエーション何だろう?」といった内容についての疑問も生まれるはずです。
ディクテーションを行うときには、音声を何度も聞くことになるので、こういった通常ではスルーしてしまうようなことでも、よくよく聞いてみれば、あまりよくわかっていなかったということが明らかになってきます。
こういうポイントこそ、失点を生むところであり、かつ克服すれば得点をしっかり挙げてくれるポイントでもあるのです。

文字を書きとるペースが追い付かずに何度も聞く分には問題ありませんが、分からないところを何度も聞く場合は、回数に制限を設けたほうが良いと思います。
具体的には、5回聞いて何を言っているのか掴めなかったら、あきらめてスクリプトを見るようにしてください。

つかめなかった部分は、カタカナで自分が聞こえた音声を表現しておいて、それが英文ではどう表現されているのかをスクリプトでチェックするという形をとったほうがいいですね。

例えば、「『ワイッシァー』とか『プロン』と言っているけれども、何のことだろう?」と思ったら、そのようにカタカナで書いておきます。
スクリプトで答えを確認すると、『ワイッシャー』は a white shirtであり、『プロン』はput onであることが分かったとします。
そこで、『ワイッシャー』= a white shirt、『プロン』=put onということを意識して、何度も音読しましょう。

このとき、当然ながら、「ホワイトシャツ」とか「プットオン」と発音してはいけません。
ネイティブスピーカーは『ワイッシャー』『プロン』とそれぞれの表現を発音しているわけですから、こちらもそのように発音して、音声変化とともに押さえるべきです。