企業の採用や昇進において、TOEICは英語力を見るためのテストとして最も広く活用されているのは皆様ご存じのとおりです。

TOEICは元々、通産省と経団連がETS(Educational Testing Service)という非営利のテスト開発機関に依頼して作成してもらったのが始まりとされています。
1977年に企画を通し、2年間の研究開発を経て、1979年に第1回のTOEICテストが行われました。受験者の数は、1980年代後半には10万人を突破し、1990年には30万人以上が受験。2000年度には100万人台を突破します。現在では年間230万人が受験しているということで、現在では韓国やインドネシアなどでもメジャーな英語の試験になっています。

1970年代以降、日本企業は海外進出が急速に進みました。それに応じて英語によるコミュニケーション能力を磨く必要が出て来ました。
TOEICはこのような日本企業の国際化に対応できる日本人ビジネスマン育成のプログラムの一環として作られました。
現在では、社員の英語力把握と学習管理のためのデータ提供の意図を持って、経団連加盟企業を中心に利用されて広がっています。

受験料1回5565円と比較的安価であり、テスト実施回数が年間10回、合否制ではなく得点制であるといった点も、管理のしやすさなどにつながっています。企業が経費で受験させても、安価で信頼性の高いデータを、ほぼ随時、手にすることができるというのが企業受けがよい理由となっているわけですね。